看護師国家試験に合格する!【2025年度】最新の準備戦略と心得完全マニュアル!
みなさんこんにちは。今年も残りわずかとなり、国家試験の本番が近づいてきました。国家試験までの期間も3ヶ月弱となると残りの時間で何をすべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では「看護師国家試験1ヶ月前に何をするべきか?」について記載していきます。みなさんの3ヶ月充実したものとなるよう願っています。
看護師国試の概略
看護師国家試験は厚生労働省により施行されている国家試験の1つです。毎年2月の第2日曜日に1日かけて行われる試験で、会場は全国各地の12都道府県に設定されています。合格発表は例年、3月下旬です。
2024年度の試験日は2025年2月16日(日曜日)、合格発表は2025年3月24日(月曜日)となっています。
看護師国家試験の試験内容
看護師国家試験の試験時間は午前、午後の部がそれぞれ2時間40分設けられており、計5時間20分の試験です。
試験内容は「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」「健康支援と社会保障制度」「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「在宅看護論」「看護の統合と実践」の計11分野から出題され、各分野の出題数は毎年変動しますが、「健康支援と社会保障制度」や「成人看護学」からの出題が多い傾向にあります。
また、問題数は必修問題 50問、一般問題 130問、状況設定問題 60問の計240問で、必修問題と一般問題は各1点、状況設定問題は各2点の配点となっています。
看護師国家試験の合格基準
看護師国家試験の合格基準(ボーダーライン)は以下です。
必修問題:正答率80%以上(40点/ 50点満点 以上)
一般問題+状況設定問題:毎年変動(正答率60〜70%程度)
合格率は全受験者の90%程度に設定されることが多いです。
4〜2週間前にすること
国家試験2〜4週間前にはラストの追い込みをしていきましょう!追い込みといっても、新しい知識を入れる必要はありません。
新しいことを学ぶのではなく、残りの時間を使って全範囲の復習を行うことを意識しましょう。
看護師国家試験で問われる内容は幅が広いので、1つ1つの問題に時間をかけるのではなく、「自分がこの問題を解けるかどうか」の判断を行うことを目的として問題集の解き直しをしていきます。以下に残り1ヶ月の復習ポイントを記載していきます。
◆問題集の解き直し
看護師国家試験の出題範囲をカバーしている問題集を用意しましょう。多くの方はすでに1冊は手元に持っていると思われますので、それを使って復習していきましょう。
ポイント① 問題1問ごとに今の自分が解けるかを判断していく。
1問あたり30秒以内程度で判断していきましょう(計算問題を除く)。それ以上時間がかかる問題は復習の対象にします。×マークなどを使ってチェックをつけ、解答解説を読むことを優先しましょう。また、自分が正解した問題のうち「同じ問題が出たら必ず正答できる」と思った問題はチェックマークなどを付け、消していきます。残りの「正答はできたけど100%の自信がない」ものは△マークなどをつけ、次の復習の時に消せるように意識して解答解説を読みます。
ポイント② 復習リストに入った問題の復習
復習は勉強当日〜翌日までに行いましょう。それ以上の期間が空くと、人の脳の特性上どうしても忘れてしまう知識が多くなってしまいます。
×マークがついている問題は自分にとっての最重要復習リストとして、正答することを意識して解き直します。△マークがついているものは100%の自信を持って答えられるかを確認していきます。全ての問題に対して自信を持って答えられるようになるまでこの作業を繰り返していきましょう。
必修問題は1問あたりにかかる時間が短いので一般問題の合間に少しずつ解くことを1日数回行うだけでも数日で1周できるはずです。ただ、勉強スケジュールをはっきりさせないと進めていきにくいという性格の人は必修問題の勉強計画も具体的に立てることがおすすめです。
・目標:「必修・一般問題集に記載されている問題全てを1ヶ月でチェックマークつきにする。」
・計画:1周目を2週間、復習チェックリストの復習を残りの2週間で行う。→総ページ数÷14日間=1日あたりの勉強ページ数
・1日のスケジュール:
【1】必須問題集の1日のノルマの学習
【2】一般問題集の1日のノルマの学習
【3】必修問題集の復習チェックリストの復習
【4】一般問題集の復習リストの復習
※一般問題の学習量が多いときは、復習回数を現実可能な回数に抑え、覚えきれなかった内容は翌日に復習し直すことで定着率が上がるのでおすすめです。
1週間前にすること
ここからは国家試験1週間前にすることについて触れていきます。残り1週間となると、何に手をつけて良いかわからないという方も多いかもしれません。
そこで、ここでは1週間のうちにできることを箇条書きにして記載していきます。
必修問題集をラスト1周こなす
ここ数年の国試の結果を見てみると、必修問題で不合格になっている受験生が少なからずいます。一般問題の方が情報量を多く含むので注意が向きやすいですが、必修問題は8割を切った時点で不合格になってしまいます。
必修問題を万全にするために残りの1週間で最後の1周をしていきましょう!
出題率が高い分野の一般問題演習
毎年変動はありますが、分野によって出題割合の多くを占めているものがあります。一般問題の復習をするのであれば、多く出題される分野に的を絞ることがおすすめです。
出題割合はネットで調べると過去数年分のデータを知ることができるのでそちらを参考にしてみましょう!
法律、制度の復習
法律や制度は暗記問題の代表格です。また、社会保障の分野で出題が多いため、ラストスパートとして国試に出やすい法律と制度を復習し直し、得点源にしましょう!
計算問題の解き直し
毎年看護師国家試験では数問の計算問題が出題されます。計算問題は解き方さえ頭に入れておけば正答できるほか、出題される内容が限られているため得点源になりやすいです。最後の1週間で自分のものにしていきましょう!
国試前日に注意すること
国試前日はゆっくりと休むのがおすすめです。前日に何か復習しないと気が休まらないという人は前日に復習する内容をあらかじめ決めておきましょう。
1週間前に勉強した内容の中から最後にもう一度見直ししておきたい問題・知識をピックアップしておくとスムーズです。
また、国試に必要な荷物と、国試に持って行けない荷物をチェックし寝る前までに持ち物の準備をしておきましょう!
会場によっては室温が低いことがありますので、厚生労働省のホームページをチェックして持ち込める範囲で防寒グッズを準備することもおすすめします。
国試当日の心構え
国試当日はとにかく落ち着いて過ごし、早めに行動することが大切です。
1年に1度の国試ですから、皆な緊張しています。適度な緊張は当たり前のことだとポジティブに受け止め、あとは自分がやってきたことを信じるのみです。
もしも試験本番でわからない問題があっても、落ちついてまずは他の問題を解くようにしましょう。考えてもわからない問題は自分以外の受験生にとっても難しい問題だと割り切って、その1問に時間をかけすぎないようにしましょう。
模試などで制限時間ぎりぎりまで問題を解いていたという人はざっくりと時間配分についても計画しておくことをおすすめします。とにかく国試当日は計画性を持って行動し、自分を信じるのみです!
この記事では「看護師国家試験1ヶ月前に何をするべきか?」について記載しました。みなさんの1ヶ月が充実したものとなるよう願っています!
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