看護師国試に落ちたらどうする?既卒・再受験の勉強法と予備校の判断基準

Meg看護師国試予備校|既卒・再受験学習ガイド

看護師国家試験に落ちた後は、前回と同じ教材を最初から繰り返す前に、必修と一般・状況設定のどこで、なぜ失点したかを整理します。再受験では、知識の補強に加え、学校を離れた後も学習を継続できる環境を作ることが大切です。

第116回は2027年2月14日(日)に実施され、受験書類の提出期間は2026年11月6日(金)〜27日(金)です。既卒の方は出願を自分で進める必要があるため、学習計画と手続を並行して確認しましょう。

この記事の要点

  • 第115回の新卒以外の合格率は約32.3%(受験者5,578人・合格者1,804人、公表値から算出)。個人の合格確率ではない。
  • 前回の失点を「必修/一般・状況設定」と「原因」の2軸で整理する。
  • 第116回の受験書類は2026年11月6日〜27日に提出。既卒は自分で書類をそろえる。
  • 働きながらの再受験は、動かせない予定を先に置いてから学習枠を決める。
  • 独学か予備校かは「不足している支援」で判断し、費用は総額で比較する。

合格率は自分の合格確率として読まない

第115回看護師国家試験の厚生労働省公表値は、全体で受験者59,614人・合格者52,666人、新卒で受験者54,036人・合格者50,862人でした。この差から新卒以外は受験者5,578人・合格者1,804人となり、合格率は約32.3%です。

第115回看護師国家試験(2026年2月15日実施)の受験者数・合格者数
区分 受験者数 合格者数 合格率
全体 59,614人 52,666人 88.3%
新卒者 54,036人 50,862人 94.1%
新卒以外(算出) 5,578人 1,804人 約32.3%
全体・新卒は厚生労働省公表値。新卒以外は「全体−新卒」で算出し、小数第2位を四捨五入しています。

これは公表値からの計算であり、個人の合格確率ではありません。受験までの経緯、学習条件、前回の成績などが異なる人をまとめた数字です。数字だけから予備校の必要性や、不合格の原因を断定することもできません。自分の答案と生活条件を確認しましょう。

第116回の出願と日程を先に確認する

在学中は学校が出願をまとめることがありますが、既卒の場合は受験願書の入手から提出まで自分で行います。受験願書は学校養成所のほか、看護師国家試験運営本部事務所への郵送請求や臨時事務所の窓口でも入手できます。

第116回看護師国家試験の主な日程(厚生労働省「看護師国家試験の施行」より)
項目 内容
受験願書の配布 2026年10月中旬以降(学校養成所のほか、看護師国家試験運営本部事務所・臨時事務所でも入手可)
受験書類の提出期間 2026年11月6日(金)〜11月27日(金)
郵送は書留で、11月27日までの消印のあるものに限り受付
受験手数料 5,400円(収入印紙を受験願書に貼付)
受験票の交付 2027年1月中旬に郵送予定(1月29日(金)までに届かない場合は運営本部事務所へ問い合わせ)
試験日 2027年2月14日(日)
試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県(会場は受験票送付時に案内)
合格発表 2027年3月24日(水)午後2時(厚生労働省ホームページに受験地・受験番号を掲載)
情報確認日:2026年10月21日。手続の詳細は必ず厚生労働省の施行案内と受験要領で確認してください。

受験書類を受理した後は、書類の返還や受験地の変更が認められません。受験地は勤務や住まいの状況も踏まえて決めましょう。会場は受験票の送付時に案内され、会場に関する問い合わせには応じられないとされています。詳しくは「第116回看護師国家試験の日程・試験会場・受験案内」も参照してください。

前回の失点を区分と原因で整理する

まず手元の成績資料や保存した答案、自己採点の記録を用意し、必修、一般・状況設定のどこに課題があったかを確認します。自己採点しかない場合は、その情報の限界を踏まえ、現在の演習でも確かめます。前回から時間が空いた場合は、当時の理解度と今の理解度を分けて考えます。

看護師国家試験の問題区分と第115回の合格基準
区分 問題数(例年の構成) 配点 第115回の合格基準
必修問題 50問 1問1点 40点以上/50点
一般問題 130問 1問1点 一般・状況設定の合計で
166点以上/249点
状況設定問題 60問 1問2点 (一般問題と合算)
合格基準は厚生労働省「第115回看護師国家試験の合格発表」より。必修と一般・状況設定の両方の基準を満たす必要があります。第115回では採点除外等の取扱いをした問題が2問(午前第32問・第80問)あり、一般・状況設定の満点は249点と公表されました。基準点は回ごとに公表されます。

失点理由は、知識がなかった、知識を結び付けられなかった、設問の条件を見落とした、時間が足りなかったなどに分けます。前回の直前期に何をしていたか、復習は回っていたか、実行しにくい計画になっていなかったかも確認してください。

就職先への連絡や今後の勤務条件は、学習計画と並行して整理します。採用や配属の取扱いは勤務先ごとに異なるため、相手先に確認しましょう。免許取得前の業務について、資格のある看護師と同じ前提で考えないことも必要です。

働きながら再受験する場合の週間計画

勤務日、移動時間、家事などを先に予定表へ入れ、その後に現実的な学習枠を決めます。勤務日は短い復習、休日は理解が必要な単元とまとまった演習というように、時間の長さに合う課題を配置します。

勤務と両立する週間計画の例(説明用の例であり、標準プランではありません)

勤務日と休日で課題を分ける
日の種類 使える時間の例 取り組む課題
勤務日 通勤前後に30分程度 前回の誤答の再確認、必修の短い演習
勤務日(遅番など) 勤務前に60分程度 理解が必要な単元の教科書確認
休日 午前・午後にまとまった時間 状況設定の時間内演習と復習、平日の疑問の整理
週末の最後 30分程度 1週間の実績記録と翌週の量の調整

これは時間配分の例であり、必要な学習量を満たすかは現在の成績から別に確認します。予定した学習を2週間ほど記録し、負担が過大なら早めに修正します。勤務を調整するかどうかは収入や生活への影響も踏まえて判断し、根拠なく退職や長時間学習を前提にしないようにします。

2026年10月21日時点で、第116回まで約116日です。今から再受験する方は、本番から逆算して「基礎の補強」「時間内演習」「直前の絞り込み」の時期を分けておきましょう。1年単位での過ごし方は「国試浪人のための効果的な1年間の使い方」も参考になります。

独学か予備校かは不足している支援で決める

自分で誤答を分析し、計画を実行し、疑問を教材や質問先で解消できるなら、独学を中心に進める選択肢があります。必要な単元だけ説明を受けるなど、支援を部分的に組み合わせる方法もあります。

一方、何を誤解しているか分からない、計画が何度も止まる、質問先がない場合は、学習を点検する人を確保する意味があります。集団授業、個別指導、オンラインなどの形式は、必要な支援と生活予定に合わせて比較してください。

独学と学習支援を検討するときの判断材料
確認項目 独学を続ける際の条件 支援を検討する場面
誤答分析 理由を具体的に説明できる 何を直せばよいか不明
計画 勤務と両立して実行できる 未達が続き修正できない
疑問解消 適切な教材や質問先がある 誤解を確認する相手がいない
再確認 数日後の解き直しが回る 解説を読んで終わっている
費用 教材と模試等を把握している 支援範囲と総額を比較したい

再受験だから必ず個別指導が最適とは限りません。体験や相談で、前回の答案をどう分析するか、授業外の課題をどう決めるか、費用総額はどうなるかを確認します。判断のポイントは「看護師国試に落ちたら予備校は必要?判断基準」でも整理しています。

Meg看護の既卒生向けコースと費用の目安

Meg看護師国試予備校の国家試験対策コースは、既卒生にも対応しています。既卒生(大学卒業生)向けの料金は次のとおりです。

既卒生向け 国家試験対策コースの受講料(Meg公式「受講料」ページより)
区分 入学金 授業料
通年コース 110,000円(税込) 1コマ90分 17,600円(税込)
半期コース 55,000円(税込) 1コマ90分 17,600円(税込)
教材費は全て実費です。情報確認日:2026年10月21日。最新の料金は公式の受講料ページで確認してください。

費用の計算例(計算例であり、標準プランではありません)

半期コースで1コマ90分を20コマ受講した場合:入学金55,000円 + 17,600円×20コマ(352,000円)= 407,000円(税込)+教材費(実費)

通年コースのページでは、既卒生は週2〜4コマ程度の受講が一般的と案内されています。必要なコマ数は現在の成績と残り期間で変わるため、相談時に確認しましょう。

通年コースでは、個別カリキュラム設計、学力チェックテスト、公認心理師による学習カウンセリング(無料)、模擬試験対策、過去問演習指導、学習管理が案内されています。詳しくは「看護師国家試験 通年コース」をご覧ください。

以下は学習場面を想定した会話例です。

学習者:「もう一度、同じ問題集を最初からやればよいでしょうか。」

学習支援者:「使い続けることはできます。まず前回の失点と今の理解を確認し、同じ取り組み方のどこを変えるかを決めましょう。」

確認テスト10問

本文の理解を確かめる学習用のオリジナル問題です。各設問を開くと解答・解説を確認できます。

問1.既卒の合格率は自分の合格確率?

解答・解説:異なる条件の人をまとめた集団の結果であり、個人の確率ではありません。

問2.約32.3%はどう計算した?

解答・解説:第115回の全体から新卒を差し引いた合格者1,804人を受験者5,578人で割っています。

問3.第116回の受験書類の提出期間は?

解答・解説:2026年11月6日(金)〜11月27日(金)です。郵送は11月27日までの消印のある書留に限ります。

問4.受験書類を出した後に受験地を変更できる?

解答・解説:受理後の書類の返還と受験地の変更は認められません。

問5.前回の教材は必ず捨てる?

解答・解説:内容の適切さを確認し、学習方法を見直して活用できます。

問6.勤務と学習はどちらを先に予定表へ?

解答・解説:勤務など動かしにくい予定を先に置きます。

問7.独学が可能かを見るポイントは?

解答・解説:分析・実行・疑問解消・再確認を回せるかです。

問8.再受験なら必ず個別指導?

解答・解説:必要な支援と生活条件で形式を選びます。

問9.予備校費用は1回の授業料だけで比較?

解答・解説:入学金、教材、模試、追加授業などの総額を確認します。

問10.授業を受ければ自習は不要?

解答・解説:授業外の演習と再確認も必要です。

よくある質問

看護師国試に落ちたら、いつ勉強を再開しますか?

生活と気持ちを整えながら、まず成績と今後の予定を確認します。再開できる段階で小さな課題から始め、長期間の中断を避ける仕組みを作りましょう。

既卒生の合格率はどれくらいですか?

第115回の厚生労働省公表値から算出すると、新卒以外は受験者5,578人・合格者1,804人で約32.3%でした。条件の異なる人をまとめた数字であり、個人の合格確率ではありません。

既卒でも第116回に出願できますか?

受験資格を満たしていれば出願できます。受験書類の提出期間は2026年11月6日(金)〜11月27日(金)で、既卒の方は受験願書の入手から提出まで自分で行います。

既卒生は必ず予備校に通うべきですか?

必須ではありません。失点分析、計画の実行、質問、再確認を自分で回せるかを判断材料にします。不足する部分だけ支援を使う方法もあります。

働きながら合格を目指せますか?

目指せますが、必要な学習量を確保できるかの検討が必要です。勤務予定と現在の成績から計画を作り、実績を見て調整します。

前回と同じ教材を使ってもよいですか?

使えます。ただし法制度などの更新、解説の適切さを確認し、答えの丸暗記になっていないかを別問題で確かめます。

まとめ

再受験では、前回と今の理解度、失点原因、使える時間を確認します。第116回の出願期間(2026年11月6日〜27日)も見落とさないようにしましょう。そのうえで自分で行う課題と必要な支援を決め、実行と再確認が続く週間計画に変えていきます。

再受験の進め方を整理したい方へ

前回の成績や現在の演習結果、勤務・生活の予定をもとにご相談ください。既卒生には年間を通した個別カリキュラムで対応し、必要な指導内容・受講形式・費用を確認しながら対策を検討します。

Meg看護師国試予備校は、講師1人に対し生徒1人の完全マンツーマン指導です。福岡校での通学授業と双方向のオンライン授業から選べ、受講日時は担当講師と相談して決められます。授業外の自学習は独自の学習管理ツールで共有し、「診断→選択→計画→実行→確認→改善」のAct個別学習メソッドで合格まで伴走します。公認心理師による学習カウンセリング(無料)も受けられます。

無料学習相談を申し込む無料体験授業を申し込むLINEで相談する電話 0120-406-707

電話受付:月〜土 8:30〜22:00/日・祝 10:00〜18:00。無料体験授業は希望科目で1コマ、福岡校(地下鉄空港線「赤坂駅」3番出口から徒歩2分)またはオンラインで受講できます。

受講料を見る/指導の特徴を見る/入校案内を見る

参考資料・編集情報

新卒以外の合格率は、公表された全体と新卒の人数の差から算出しています。集団の数値から個人の合格確率や学習方法の効果は判断できません。料金は2026年10月21日時点の公式ページの記載です。計画例・計算例は説明用です。

執筆・編集:Meg看護師国試予備校 講師チーム

監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)
医療系国家試験対策の指導に30年以上携わり、Meg看護師国試予備校をはじめとする医療系予備校を運営。マンツーマン指導と学習管理を組み合わせた支援体制づくりに取り組んでいます。

編集・発行:Meg看護師国試予備校(運営:株式会社アクト)/最終更新日:2026年10月21日