【看護師国家試験】国試に登場する人物シリーズその➁!ゴールドマーク・シュナイダー・ピアジェの頻出ポイント徹底解説

看護師国家試験の基礎看護学、精神看護学、小児看護学(発達心理)などの領域では、歴史的背景や理論を築いた「重要人物」に関する問題が定期的に出題されます。
今回は、多くの受験生が苦手にしがちな「ゴールドマーク」「シュナイダー」「ピアジェ」の3名を取り上げ、国試で狙われるポイントを分かりやすく整理して解説します!

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人名問題は「誰が何のレポートや理論を残したか」をセットで覚えるのが鉄則です。引っかけ問題に備えて、キーワードを正確に押さえましょう!

1. ゴールドマーク(Goldmark, J.)

看護教育の歴史において非常に重要な役割を果たした人物です。看護教育のあり方に関する調査報告書でよく出題されます。

📌 国試の最重要キーワード

  • 『ゴールドマークレポート』(1923年):「看護教育と養成(Nursing and Nursing Education in the United States)」の調査を主導。
  • 大学等への教育移行:病院附属の労働力としての看護教育を批判し、独立した教育機関(大学や高等教育機関)での看護教育の必要性を強く訴えた。
  • 教員の質と財政的独立:質の高い教育を行うための教員確保や、病院経営から教育機関が独立することの重要性を指摘した。

2. クルト・シュナイダー(Schneider, K.)

精神医学の領域で特に有名で、統合失調症の診断基準や症状分類に関して国試で問われるドイツの精神科医です。

📌 国試の最重要キーワード

  • 統合失調症の「一級症状(第一次症状)」:シュナイダーが提唱した、統合失調症の診断において極めて重視される特徴的な症状群。
  • 具体的な症状例:思考障害(思考伝播、思考吹入、思考奪取など)、妄想知覚、させられ体験(影響妄想)、幻聴(声の対話、行為を実況する幻聴など)。
  • 臨床上の意義:これらの症状が見られた場合、他の器質的疾患が除外されれば、統合失調症を強く疑う根拠となります。

3. ジャン・ピアジェ(Piaget, J.)

発達心理学の巨匠であり、子どもの「認知発達理論」を提唱しました。小児看護学や発達段階を学ぶ上で欠かせない人物です。

📌 国試の最重要キーワード

  • 認知発達段階説:子どもは環境との相互作用を通じて、思考や認識の枠組み(スキーマ)を発達させると考えた。
  • 4つの発達段階:

    ① 感覚運動期(誕生〜2歳頃):感覚と運動を通じた世界理解

    ② 前操作期(2〜7歳頃):言語の獲得、自己中心的思考、象徴的思考

    ③ 具体的操作期(7〜11歳頃):論理的思考の芽生え、保存の概念の獲得

    ④ 形式的操作期(11歳以降):抽象的・仮説演繹的な思考が可能に
  • 保存の概念(Conservation):前操作期から具体的操作期への移行で問われやすい、量の不変性を理解する力。

【一覧表】ゴールドマーク・シュナイダー・ピアジェの要点まとめ

人物名 専門領域 代表的な著作・理論 国試の狙われポイント
ゴールドマーク 基礎看護学 / 教育 『ゴールドマーク報告書』(1923) 大学等での独立した看護教育の必要性提唱
シュナイダー 精神看護学 統合失調症の診断基準 一級症状(思考障害、幻聴、させられ体験など)の分類
ピアジェ 小児・発達心理学 認知発達段階説 4つの段階(感覚運動期〜形式的操作期)、保存の概念

参考:https://www.just.or.jp/?terminology=004888
https://www.kango-roo.com/learning/10016/
https://www.kango-roo.com/kokushi/kako/detail/4798/1

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この記事の執筆者
K先生
看護師/Meg看護師国家試験予備校 講師
第108回看護師国家試験合格。看護師として九州大学病院に勤務後、Meg看護師国家試験予備校にて講師を務める。