【看護師国家試験】呼吸音の聴取方法と評価のポイントを完全攻略!副雑音の種類と聞き分けのコツ
看護学生の皆さん、こんにちは!実習や日常の学習、そして国家試験対策は順調に進んでいますか?
呼吸音の聴取(フィジカルアセスメント)は、状況設定問題や写真問題など看護師国家試験でも頻出の超重要テーマです。「正常音と異常音(副雑音)の違いが覚えられない…」「連続性ラ音と断続性ラ音の鑑別が苦手…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、呼吸音の基本的な聴取手順・部位から、国試に出る副雑音の分類と聞き分けのコツまで、わかりやすく解説します!最後にはよくある疑問に答えるQ&A表も用意しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
1. 呼吸音聴取の基本手順と聴取部位
適切な評価を行うためには、正しく聴診器を当て、正しい手順で聴取することが第一歩です。
聴取時の基本姿勢と手順
- 体位:可能であれば座位(または半座位)をとってもらいます。背部からの聴診がしやすくなり、肺の膨らみを妨げません。
- 指示:「口を軽く開けて、ゆっくり深呼吸してください」と声をかけます(鼻息や会話によるノイズを防ぐため)。
- 聴診器の当て方:膜型を皮膚にしっかりと密着させます(衣服の上から聴診すると摩擦音が入るため、原則直に当てます)。
聴取部位のルール
聴診を行う際は、「左右交互に(対側と比較しながら)」上部から下部へと進めていくのが鉄則です。片側の肺だけを上から下まで聴いた後に反対側を聴くのはNGです!
左右比較(対照聴診)を行うことで、病変のある側(左右差)を正確に評価できます。
2. 正常呼吸音の種類
正常な呼吸音は、聴く部位によって3つに分類されます。それぞれの音の聞こえ方の特徴を押さえましょう。
- 気管呼吸音:気管上で聴取。高音で大きく、吸気より呼気の方が長い。
- 気管支呼吸音:胸骨柄付近などで聴取。高音で比較的大きく、吸気と呼気の長さがほぼ同じ。
- 肺胞呼吸音:末梢の肺野全体で聴取。低音で柔らかく、呼気より吸気の方が長い。
3. 国家試験で超重要!副雑音(異常音)の分類
呼吸音の評価で最も試験に出題されるのが「副雑音(ラ音)」です。副雑音は大きく分けると「連続性ラ音」と「断続性ラ音」、胸膜摩擦音などに分類されます。
① 連続性ラ音(Continuous sounds)
気道が狭窄したときに生じる「持続的な音」です。
- いびき音(Rhonchi):「ブーブー」「ガーガー」という低音。太い気道の狭窄や分泌物の貯留が原因(例:COPD、気管支炎)。
- 笛様音(Wheezes):「ヒューヒュー」「ピューピュー」という高音。細い気道の狭窄が原因(例:気管支喘息の発作時)。
② 断続性ラ音(Discontinuous sounds)
気道の開閉や分泌物の存在により生じる「途切れる短い音」です。
- 細い水泡音(捻髪音 / Fine crackles):「チリチリ」「バリバリ」という高音。吸気終末に聴取され、閉塞した肺胞が開大するときに生じる(例:間質性肺炎、肺線維症)。
- 粗い水泡音(水泡音 / Coarse crackles):「ゴロゴロ」「プツプツ」という低音。吸気初期〜呼気に聴取され、気道内の分泌物(痰)が揺れ動くときに生じる(例:肺炎、肺水腫)。
③ 胸膜摩擦音(Pleural friction rub)
「バリバリ」「ギュギュ」といった擦れる音。臓側胸膜と壁側胸膜が呼吸に応じて付いたり剥がれたりすることで発生します。
4. 【一目でわかる】呼吸音聴取・評価に関するQ&A
看護学生から寄せられる呼吸音に関する疑問を、Q&A形式で表にまとめました!国試直前の知識整理や確認テストに活用してください。
| 質問(Q) | 解説・回答(A) |
|---|---|
| Q1水泡音(Coarse crackles)と捻髪音(Fine crackles)の簡単な見分け方は? |
A音の高さ・タイミング・病態で区別します。
・粗い水泡音:痰などの分泌物が原因。「ブツブツ」と低い音で、咳をさせると音が変化・消失することがあります(主な疾患:肺炎)。 |
| Q2気管支喘息患者で聴取される特徴的な副雑音は? |
A「笛様音(Wheezes)」です。 気管支が収縮して狭くなるため、「ヒューヒュー」「ピューピュー」という高音の連続性ラ音が聴取されます。特に呼気時に強く聴取されるのが特徴です。 |
| Q3国試の写真問題や実技で聴診器を当てる際の注意点は? |
A以下の3点が大きなポイントです。 ① 骨の上(肩甲骨や胸骨)を避けて肺野上に当てること ② 左右交互に比較しながら上から下へ移動すること ③ 衣服の上からではなく直接皮膚に当てること |
| Q4COPD(慢性閉塞性肺疾患)で聴取されやすい音は? |
A気道内分泌物の貯留や気道の狭窄により「いびき音(Rhonchi)」や「笛様音(Wheezes)」が聴取されます。 また、肺の過膨張により肺胞呼吸音の減弱が見られることも国試で狙われやすいポイントです。 |
引用元:https://www.kango-roo.com/learning/2555/
https://www.kango-roo.com/learning/2562/
https://www.kango-roo.com/learning/3467/
5. まとめ
呼吸音の聴取は、「正常音の分類」「副雑音(音の種類・原因・対応疾患)」をセットで整理することが国試攻略の近道です。特に「間質性肺炎 = 捻髪音(Fine crackles)」「肺炎 = 粗い水泡音(Coarse crackles)」「気管支喘息 = 笛様音(Wheezes)」の組み合わせは得点源になりますので、必ず暗記しておきましょう!
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