再チャレンジの1年!看護師国試浪人のための効果的な1年間の使い方

再チャレンジの1年!看護師国試浪人のための効果的な1年間の使い方この記事では国試浪人の1年間をどう過ごすかについて書いていきます。
この記事を読んでいる時点で浪人の1年間のイメージがまだぼやっとしている人も多いのではないでしょうか?1年は長いようで短い期間です。特に国試となれば、合格発表から次の国試本番までは1年を切りますから、実質は10ヶ月〜11ヶ月の期間で勝負をすることになります。
1年後の合格に向けて良いスタートを切れるように準備をしていきましょう!

国試浪人の1年間をどう過ごす?成功への道筋を描く

まず、浪人生活を始めるにあたり、具体的な計画を立てていきましょう。

目標を目指す際には具体的な計画を立てることが大切です。合格するために何が足りなかったのか、何を伸ばせば合格できるのか、そこに焦点を当てて計画作りをしていきましょう。

 

 

足りなかったのはか、

 

 

合格への道筋を立てる時、注目すべきは2つです。点数か、時間か、です。

点数は文字通り、国家試験当日までにあと何点を取れれば合格できるかという視点です。さらに深掘りすると、どの領域であと何点必要かも考えていく必要があります。

 

次に、時間ですが、これは勉強時間が足りずに不合格となった人のことです。勉強時間が足りていない場合は問題を解くのにかかる時間も長引く傾向にありますので当日の試験時間が足りないという事態にも繋がるでしょう。

 

では、点数と時間のどちらが足りなかったのかを考えましょう。多くの人はどちらも足りていないと感じるでしょう。しかし、合格点に届かなかった人の中には、「勉強時間を確保できていたが点数が届かなかった」人もいれば、そもそも「勉強時間を確保でていない」とか、「勉強が続かない」という人もいるでしょう。

勉強時間が足りていない人は必然的に点数が足りなくなりますので、点数に重きを起きがちです。しかし、問題は点数そのものではなく勉強時間です。自分はどちらのタイプだったのかを考え、その原因を勉強計画に反映させましょう。

 

①点数が足りなかった人(勉強時間は確保できていた人)

どの領域の点数が高ければ合格していたかを分析しましょう。対象の領域は複数あっても大丈夫です。その領域を最優先に計画に取り入れましょう。その際、その領域をあと何点伸ばすのか、合計で何点取るべきなのかも計画に含めましょう。

 

②時間が足りなかった人

勉強期間が足りず、結果的にトータルの勉強量が足りなかった人は、1日あたりの勉強時間は足りているパターンもあるでしょう。例えば部活やバイト、趣味などで勉強に取り組む時期が遅れてしまった人などです。そういった人は1日の勉強時間自体はコントロールできているはずです。

ですので、あとどれくらいの期間があれば取りこぼした点数を自分のものにできるのかを推測します。その際には自分が勉強に充てられた期間と得点の伸び率を用いて合格までに必要な期間を予測します。それによって余裕を持った勉強計画を作り上げていきましょう。

 

反対に、勉強期間はあったのに1日の勉強時間が足りていなかったり、勉強をしない日があったりなど、時間の管理が課題の人もいるでしょう。そういった人は、勉強時間の計画を優先に考えていきましょう。

どのパターンの人にも共通するのが、「課題点を最優先に勉強計画を立てる」こと、そして「計画に余裕を持たせること」です。苦手なものは克服したときの伸び率が高いので、自信を持って国試に挑めるように具体的な計画を立てましょう。

効率的な学習法と生活リズムの確立:浪人生活を成功に導くための実践アドバイス

効率的な学習法と生活リズムの確立:浪人生活を成功に導くための実践アドバイス

次に勉強方法と生活リズムについて考えていきましょう。効率的な勉強と生活リズムを確立することができれば合格はぐっと近づきます。

①学習環境の整備

効率的な勉強をするためには学習環境を整えることが重要です。静かで集中できる場所を見つけるか、自宅に学習スペースを作り、集中できる場所を確保します。自宅では集中できないという人はレンタルスペースやレンタルデスクを契約する手段もあります。

また、その日の気分で勉強場所を変えたいという人もいると思います。

 

そういった人はすでに自分が持っている勉強場所のレパートリーに加えて2〜3ヶ所勉強できるスポットを見つけてみるのも良いでしょう。環境を変えることで集中力を保てるタイプの人はレパートリーが多いことが強みになります。

都道府県・市町村が提供している図書館の学習スペースや、勉強を歓迎しているカフェ、駅のフリースペース、学割がきくネットカフェの個室など、方法はさまざまです。自分のアクセス圏内に勉強場所を新しく開拓して新鮮な気持ちで勉強をしてみてはいかがでしょうか。

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②効率的な学習方法

学習方法については内容が多くなるため箇条書きで記載していきます。以下が効率的な勉強にとって大切なことです。

 

過去問・間違えた問題を徹底的に解く

過去問を繰り返し解くことで、出題傾向を把握し、弱点を見つけ出すことができます。特に計画段階で課題に上がった領域を中心に演習を開始するとより効率的です。
また、過去問演習で間違った問題は要復習問題としてチェックをつけておきましょう。そして、まだ問題の記憶が残っているうちに必ず復習をします。復習の目安は演習翌日と1週間後です(『模試の活用法(分析など)国試までの計画の立て方』参照)。

 

模擬試験を受ける

定期的に模擬試験を受けることで日頃の学習効果を確認します。模試の結果は次の勉強計画に反映させます。また、模試を通して国試の時間配分を練習しましょう。

 

モチベーション維持・メンタルケア

上記(国試浪人の1年間をどう過ごす?成功への道筋を描く)でも書いたように勉強計画は余裕を持たせて作成します。そして、1日のタイムスケジュールを考えるときには休息の時間、娯楽の時間も確保するようにしましょう。浪人期間は娯楽を入れてはいけないという考えの人もいますが、長期戦になる分、勉強以外の時間を取ることがモチベーション維持とメンタルケアに繋がります。大切なのは娯楽を入れないことではなく、時間配分であるということです。

 

睡眠時間の確保

効率的に勉強を進めるには集中力を保つことが重要です。そのために、睡眠時間を削らない生活を心がけましょう。最低でも7〜8時間は睡眠を取ることが目標です。8時間寝たとしても、残り16時間ありますので、十分に生活時間と勉強時間を確保できるはずです。

国試浪人の1年を無駄にしないために〜自己管理とサポートの活用法

国試浪人の1年を無駄にしないために〜自己管理とサポートの活用法

国試浪人の充実さを左右するのはやはり自己管理です。ただ、1年間同じように自己管理を継続するのは至難の業ですよね。もしも自己管理は難しくなった場合は、予備校のサポートを利用するなどしましょう。

 

現在は映像講義のほかに対面式やオンライン式の授業を実施している予備校もあります。苦手教科だけ講義を受けてみたり、チューターの人に勉強の相談をしたりと、さまざまな活用方法があります。

予算的に予備校に頼ることが難しければ、予備校が出している勉強スケジュールを真似して生活することや、無料動画コンテンツなどで勉強方法・モチベーション維持についての情報を得て刺激にしてみるのも良いかもしれません。

 

最後に、国試浪人生活は決して楽ではありませんが、この1年を乗り越えることで大きく成長できるチャンスです。目標に向かって諦めずに努力し、合格を掴み取りましょう。応援しています!